【サポート詐欺】パソコン操作時に音声とともに
警告画面が表示され画面フリーズ
2025/05/30【サポート詐欺】パソコン操作時に音声とともに
警告画面が表示され画面フリーズ
被害総額:19,800,000円
発生日
手口
経緯・概要
- 経理担当者がQRコード読取りアプリを検索していたところ、パソコンよりアラームが鳴り、「ウイルスに感染しました」との警告が画面上に表示された。
- その際、マイクロソフトサポートの電話番号が表示されたため当該番号へ連絡した。
- 連絡をすると、相手から「パソコンの画面に何か表示されていますか」と訊かれたため、表示された電話番号へ連絡したことを伝えた。すると、相手はカタコトの日本語で応対。不安に思ったが大丈夫かと問うと、日本語はわかるので全く問題ないと返事をした。
- その後、電話で様々な指示を受けたことで躊躇うと、相手は「パソコンにはウィルスが入っているので非常に危険な状態」と言い急かした。対応をしている最中、画面上のカーソルが動きはじめた。遠隔操作を疑い再び躊躇していると、相手はファイルが停止しているなどと不安を煽り更に急かした。
- しばらくやり取りをすると、相手にインターネットバンキングやネットショッピングを利用しているのか問われたため、インターネットバンキングと回答。インターネットバンキングを開くよう指示があり、不安に思った経理担当者は別の経理担当が利用するパソコンでインターネットバンキングヘログインした。その時、相手から他のパソコンの電源は落とすようにとの指示に従いパソコンの電源を落とした。
- その後、自分のパソコンに白い画面が表示され、インターネットバンキングの都度振込送信確認用パスワードを入力する画面が表示されたため入力。不審に思った別の経理担当者が金融機関のヘルプデスクへ連絡し事象を説明(振込を行ったパソコンには「ワークセキュリティー」との表示されていた)。
- 17:00 頃、相手は「もう少しで終わります」と言ったが、操作していたパソコンの電源を落とし、電話を切った。
- これらの操作により外国人名義口座へ2件、日本人名義口座へ1件の送金がされていることが判明し、インターネットバンキングの利用停止を金融機関へ依頼した。
被害者
セキュリティ対策状況
- 市販ウイルス対策ソフト:有(更新:有)
- 金融機関提供のウイルス対策ソフトの導入:無
以上