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【なりすまし詐欺】携帯電話に「兵庫県警からの要請で口座を・・・」

2025/05/16【なりすまし詐欺】携帯電話に「兵庫県警からの要請で口座を・・・」

被害総額:2,500,000円

発生日

  • 2025年4月22日(火)

手口

  • なりすまし詐欺

経緯・概要

  • 8:40 頃、被害者の携帯電話へ警視庁捜査二課の鈴木を名乗る男性から、「県警からの要請で、特殊詐欺グループへ口座を売り渡した共犯者として捜査している」との連絡が入る。はじめは出頭を促された。被害者は、相手が自分を知っていると誤認してしまい、半信半疑ではあったが電話を切れなかった。
  • 9:20 頃、鈴木を名乗る男性からの連絡が通話からLINEに切り替わり、ビデオ通話を要求された。その時に生年月日や家族構成、通帳、免許証を提示するなど個人情報を明かしてしまった。その後、県警の刑事を騙る人物とビデオ通話をすることとなった。相手から警察手帳を見せられ、パソコンをチェックするため「AnyDesk(エニーデスク)」というリモートソフトのダウンロードを指示され、それに従った。
  • 兵庫県警の刑事を騙る人物からパソコンをチェックすると言われ、相手の指示通り「AnyDesk(エニーデスク)」というリモートソフトをダウンロードした。
  • 10:40 頃、県警の刑事から「担当検事に変わる」と言われる。担当検事を騙る人物は、高圧的な態度で被害者に出頭を促し、「容疑者の共犯とみている」など不安を煽った。また、別室への移動を指示され在宅での取り調べなどと説明され、インターネットバンキングのログイン情報を教えてしまった。
  • 被害者は複数行でインターネットバンキングを契約していたが、犯人らは1つの金融機関以外にログインができなかったようで、資金の流れを調べるため、他行から現金を出してログインできた金融機関の口座へ入金するよう要求してきた。訳のわからないことと思いつつも、「コンビニATMでも出金できる」と出金しろの一点張りであったため、コンビニに向かうことになった。(このやり取りの最中に資金移動のパスワードを教えてしまったため、自宅を離れている間にインターネットバンキングで不正送金された。)
  • 11:30 頃、コンビニに到着したが、目の前に警察署であったため本件の相談をすると詐欺であることが分かった。しかし、犯人らに察知され電話はそこで切られてしまった。
  • 12:00 頃、相談を受けた警察署は、当該金融機関の取引店に連絡をし、被害者の口座が特殊詐欺被害に遭ったため当該口座を止めるよう要請した。後日、被害者は金融機関に来店し、インターネットバンキングを解約した。

被害者

  • 年齢:50歳代
  • 性別:男性

セキュリティ対策状況

  • 市販ウイルス対策ソフト:有(更新:不明)
  • 金融機関提供のウイルス対策ソフトの導入:無

以上

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