【なりすまし詐欺】 NTTドコモを騙る音声ガイダンスで
携帯代金の未払いがあると・・・
2025/06/05【なりすまし詐欺】 NTTドコモを騙る音声ガイダンスで
携帯代金の未払いがあると・・・
被害総額:5,000,000円
発生日
手口
経緯・概要
- 5月8日10:30頃、自宅にNTTドコモを騙る音声ガイダンスの連絡があった。ガイダンスから携帯代金の未払いのアナウンスが流れてきたため、ガイダンスに従い電話を操作してオペレーター(以下、男性A)につなげた。 男性Aは、1月15日に購入した携帯電話代金197,531円が未払いとなっていると言ってきた。身に覚えが無いことを男性Aに伝えると、言葉巧みに個人情報(住所・氏名・生年月日)を聞いてきたため教えてしまう。
- その後、男性Aから運転免許証を紛失したことが無いか聞かれたため、2025年2月に紛失した経験があることを伝えた。男性Aから、詐欺被害に遭っている可能性があり、連携している警察署へつなぐため、そのまま待つよう指示された。数秒後、大阪府警刑事部捜査課、吉田カズナリを名乗る人物(以下、男性B)に代わった。
- 男性Bは、「あなたは詐欺被害に遭っているが、同時に詐欺に加担している状況にもなっている」等言ってきて、親族にも相談しないよう指示してきた。
その後、LINEでのやり取りになり、相手から操作内容が見れる機能を利用した。
- 男性Bは、事案解消のためには資金が必要なため、GMOとユニスワップのアプリをダウンロードするよう指示してきた。指示に従いアプリをダウンロードすると、男性BはGMOアプリで口座開設するよう指示し、何度も口座開設の確認連絡をしてきた。口座開設後、男性Bから振込できるか確認のため、暗号資産を取扱う業者への振込を指示した。
16:53 まず、先ほど開設した自身のGMO口座へ500万円の振込をインターネットバンキングで手続きした。すると、男性Bから、念のためもう500万円GMOの口座に振込むよう指示してきた。再び手続きしようとしたが、インターネットバンキングの二重振込防止機能で振込できなかった。その後、何度も振込指示があったことで異変に気付き手続きを断ると、男性Bは協力しなければ20日間の拘留となるため、これからパトカーを向かわせると脅してきた。
- 一旦電話を切って、家族へ相談したことで詐欺被害に遭っていることが判明。警察に連絡して被害届を提出。その後、男性Bから電話があったが出なかった。
被害者
セキュリティ対策状況
- 市販ウイルス対策ソフト:不明
- 金融機関提供のウイルス対策ソフトの導入:不明
以上